Kindle 端末とは、Amazonが提供している電子書籍サービス「Kindle」の本を読むことに特化した電子書籍リーダーです。
Kindle の電子書籍は、PC、タブレット、スマホでも読むことができますが、読書量の多い人にとっては目の疲れやブルーライトが気になるところ。
Kindle 端末なら、目にも優しく、紙の本を読んでいるような感覚で読書を楽しむことができます。
辞書機能やかんたんな同義語を英語で表示してくれるWord Wise機能など、洋書多読をする人にとってうれしい機能もそろっています。
Kindle 端末は、文字がメインの本を読むのに適した端末で、カラー表示もできません。
絵本はスマホ、タブレット、パソコンのほうが相性が良いです。
Kindle 端末のメリット
- 目が疲れにくい
- 辞書機能などの便利な機能が使える
- 読書に集中できる
- 本の持ち運びが楽
- 他の端末と同期できる
目が疲れにくい
Kindle 端末は、外部の光を反射させて表示する電子ペーパーを採用しているため、ブルーライトをほとんどだしません。
ブルーライトは、光のエネルギーが強いため、眼精疲労を引き起こすと言われています。
ただでさえ、スマホやパソコンを使うことの多い現代人にとって、目の疲れはバカにできないもの。
また、ブルーライトは良質な睡眠を妨げると言われていますので、Kindle 端末は就寝前の読書にも活用しやすい端末です。
辞書機能などの便利な機能が使える
Kindle 端末には、単語を長押しするだけで意味が表示される辞書機能(英和辞書)が内臓されています。
単語を長押しすると、このような辞書が開きます
辞書以外にも、以下のような機能が用意されています。
- 難しい英単語の上にかんたんな同義語(英語)を表示する*
- マーカーで文章をハイライトする
- しおり(付箋)をつける
- メモをつける
*Word Wise機能と呼ばれています(Kindle本の商品詳細ページに「Word Wise有効」と書かれた本のみ利用可能です)。
Word Wise 機能については、こちらの記事で詳しく説明しています。
読書に集中できる
スマホやタブレットで読書をしていると、メールなどの通知が届き、ついつい読書を中断しがち。
その点、Kindle 端末は読書をすることに特化した端末なので、通知などの邪魔が入らず、読書に集中することができます。
本の持ち運びが楽
Kindle 端末は、軽量でコンパクト。
文庫本1冊分ほどの薄くて小さなボディのなかに、何千冊もの本を収納して持ち運ぶことができます。
以下に各モデルのサイズをまとめていますので、ご参照ください。
※比較のために、本だなにあった厚さ10mmの文庫本のサイズも書き添えています。
モデル | 縦 | 横 | 厚さ | 重量 |
Kindle | 157.8mm | 108.6mm | 8.0mm | 158g |
Kindle Paperwhite | 176.7mm | 127.6mm | 7.8mm | 211g |
Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | 176.7mm | 127.6mm | 7.8mm | 214g |
Kindle Scribe | 230.0mm | 196.0mm | 5.8mm | 433g |
Kindle Scribe Notebook Design ※2024/12/4発売予定 | 230.0mm | 196.0mm | 5.8mm | 433g |
厚さ10mmの文庫本 | 148.0mm | 105.0mm | 10.0mm | 140g |
他の端末と同期できる
初期設定をしておけば、他の端末(スマホ、タブレット、PC)と情報を同期することができます。
- 他の端末で本をレンタルすると、自動的に Kindle 端末にも追加されます。
- 他の端末で本を返却すると、自動的に Kindle 端末からも本が削除されます。
- Kindle 端末で本を開くと、他の端末で最後に読んだページにジャンプすることができます。
- 他の端末でつけた「ハイライト」や「メモ」などの情報が共有されます。
ダウンロードは、端末ごとに行う必要があります(ダウンロードは、本の画像をタップするだけです。本によっては少し時間がかかる場合もあります)。
いったんダウンロードすると、オフラインで読めます。
同期の設定は、こちらの記事の「複数の端末を同期させる方法」をご参照ください。
画像つきで解説しています。
Kindle 端末の種類
現在Kindle 端末は、キッズモデルを除くと、以下の5種類が公式サイトで販売されています(予約販売を含む)。
- Kindle(ベーシックモデル)
- Kindle Paperwhite
- Kindle Paperwhite シグニチャーエディション
- Kindle Scribe
- Kindle Scribe Notebook Design ※2024年12月4日発売予定
それぞれの違いを分かりやすく言うと、
Kindle | エントリーモデル |
Kindle Paperwhite | ミドルレンジモデル |
Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | |
Kindle Scribe | ハイエンドモデル |
Kindle Scribe Notebook Design |
といった位置づけになります。
最新モデル価格比較表
モデル | 税込価格(容量) |
---|---|
Kindle | ¥19,980~(16GB) |
Kindle Paperwhite | ¥27,980~(16GB) |
シグニチャーエディション | Kindle Paperwhite¥32,980~(32GB) |
※16GBのみスタンダードペン or プレミアムペンの選択が可能 | Kindle Scribe<スタンダードペン付> ¥47,980~(16GB) <プレミアムペン付> ¥51,980~(16GB) ¥54,980~(32GB) ¥59,980~(64GB) |
Kindle Scribe Notebook Design | ¥56,980~(16GB) ¥59,980~(32GB) ¥64,980~(64GB) |
最新モデルスペック比較表
モデル | Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | Kindle Scribe | Kindle Scribe Notebook Design |
---|---|---|---|---|---|
世代 | 第12世代 | 第12世代 | 第12世代 | 第1世代 | 第1世代 |
(mm) | サイズ157.8 x 108.6 x 8.0 | 176.7 x 127.6 x 7.8 | 176.7 x 127.6 x 7.8 | 230 x 196 x 5.8 | 230 x 196 x 5.8 |
重量 | 158g | 211g | 214g | 433g | 433g |
ディスプレイ | 6インチ | 7インチ | 7インチ | 10.2インチ | 10.2インチ |
容量 | 16GB | 16GB | 32GB | 16/32/64GB | 16/32/64GB |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | LED4個 | LED17個 | LED17個 | LED35個 | LED35個 |
ワイヤレス充電 | ✖ | ✖ | 〇 | ✖ | ✖ |
USBポート | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C |
防水機能 | ✖ | 〇 | 〇 | ✖ | ✖ |
明るさ自動調節 | ✖ | ✖ | 〇 | 〇 | 〇 |
色調調節ライト | ✖ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
自動画面回転 | ✖ | ✖ | ✖ | 〇 | 〇 |
Kindle
最新モデル | 第12世代 |
税込価格 | ¥19,980~ |
サイズ | 157.8 x 108.6 x 8.0 mm |
重量 | 158g |
ディスプレイ | 6インチ反射抑制スクリーン |
容量 | 16GB |
解像度 | 300ppi |
USBポート | USB-C |
接続 | Wi-Fi |
搭載機能 | フロントライト(LED4個)、数週間持続バッテリー |
非搭載機能 | 防水、 | 明るさ自動調節、色調調節ライト、ワイヤレス充電、自動画面回転
- 最小、最軽量で、持ち運びに便利(文庫本1冊とほぼ同じ)
- 手頃な価格(全機種のなかで最安値)
- 安価でも容量は標準機種と同等
- 安価でも解像度は全機種と同等
- ディスプレイが小さいので、マンガや雑誌を読みたい人には不向き
- 防水機能がないので、お風呂で読みたい人には不向き
- 明るさ自動調節・色調調節ができない
Kindle Paperwhite
最新モデル | 第12世代 |
税込価格 | ¥27,980~ |
本体サイズ | 176.7 x 127.6 x 7.8 mm |
重量 | 211g |
ディスプレイサイズ | 7インチ反射抑制スクリーン |
容量 | 16GB |
解像度 | 300ppi |
USBポート | USB-C |
接続 | Wi-Fi |
搭載機能 | フロントライト(LED17個)、数週間持続バッテリー、防水、色調調節ライト、ワイヤレス充電 |
非搭載機能 | 明るさ自動調節、自動画面回転 |
- 快適な読書のための機能が過不足なくそろった一番人気のモデル
- 手頃な価格(機能に対して価格がリーズナブル)
- 適度な大きさのディスプレイ(マンガも読みやすい)
- お風呂で読める
- 雑誌を読みたい人には不向き(雑誌にもよるが、読みにくい)
- 明るさ自動調節ができない(個人的には必要性を感じない)
Kindle Paperwhite シグニチャーエディション
最新モデル | 第12世代 |
税込価格 | ¥32,980~ |
本体サイズ | 176.7 x 127.6 x 7.8 mm |
重量 | 214g |
ディスプレイサイズ | 7インチ反射抑制スクリーン |
容量 | 32GB |
解像度 | 300ppi |
USBポート | USB-C |
接続 | Wi-Fi |
搭載機能 | フロントライト(LED17個)、数週間持続バッテリー、防水、明るさ自動調節、色調調節ライト、ワイヤレス充電 |
非搭載機能 | 自動画面回転 |
- 大容量(容量以外のスペックは Paperwhite とほぼ同じ)
- よほど大容量が必要でない限り、Paperwhite で十分
※Kindle の電子書籍は、端末から削除してもAmazonのクラウド上にデータが残り、再度ダウンロードすることができます。
「端末に入れて持ち運びたい本」のデータ量がどれだけか、という視点で検討してみてください。
Kindle Scribe
最新モデル | 第1世代 |
※16GBのみスタンダードペン or プレミアムペンの選択が可能 | 税込価格<スタンダードペン付> ¥47,980~(16GB) <プレミアムペン付> ¥51,980~(16GB) ¥54,980~(32GB) ¥59,980~(64GB) |
本体サイズ | 230 x 196 x 5.8 mm |
重量 | 433g |
ディスプレイサイズ | 10.2インチ反射抑制スクリーン |
容量 | 16/32/64GB |
解像度 | 300ppi |
充電ケーブル | USB-C |
接続 | Wi-Fi |
搭載機能 | 手書き入力、フロントライト(LED35個)、数週間持続バッテリー、明るさ自動調節、色調調節ライト、 自動画面回転 |
非搭載機能 | 防水 |
- ディスプレイが大きい
- 横向きに表示すると、マンガを見開きで読める
- 本に手書きで書き込みができる
- 電子ノートとしても使える
- 防水機能がない
Kindle Scribe Notebook Design
最新モデル | 第1世代 |
税込価格 | ¥56,980~(16GB) ¥59,980~(32GB) ¥64,980~(64GB) |
本体サイズ | 230 x 196 x 5.8 mm |
重量 | 433g |
ディスプレイサイズ | 10.2インチ反射抑制スクリーン |
容量 | 16/32/64GB |
解像度 | 300ppi |
充電ケーブル | USB-C |
接続 | Wi-Fi |
搭載機能 | 手書き入力、フロントライト(LED35個)、数週間持続バッテリー、明るさ自動調節、色調調節ライト、 自動画面回転 |
非搭載機能 | 防水 |
- ディスプレイが大きい
- 横向きに表示すると、マンガを見開きで読める
- 本に手書きで書き込みができる
- 電子ノートとしても使える(ノートのような書き心地)
- 防水機能がない
おすすめの機種はどれ?
「機能は最低限でいい、とにかく安く手に入れたい」という人には、Kindle(ベーシック)、
「大きいディスプレイがいい、手書きのメモを書き込みたい、電子ノートとしても使いたい」という人には、Kindle Scribe、
をおすすめします。
おそらく、ほとんどの人は上記に当てはまらず、
- Kindle
- Kindle Paperwhite
- Kindle Paperwhite シグニチャーエディション
の3つで迷われると思います。
私が、もし友達におすすめはどれ?と聞かれたら
Kindle Paperwhite
と答えます。
Kindle の魅力は、
- コンパクト
- 安価で購入しやすい
ことです。
でも、日本は世界にほこるマンガ王国。
魅力的なマンガがたくさん電子書籍化されているので、今は興味がなくてもいつか読みたくなるかもしれません。
Kindle Paperwhite シグニチャーエディションの魅力は、
- 大容量
であることです。その他のスペックは Paperwhite とほぼ同じ。
よっぽど大量のマンガや雑誌を持ち運びたい人でない限り、容量が宝の持ち腐れになってしまいます。
あくまでも個人的な意見ですが、迷ってしまう人には、お手頃な価格で機能も過不足のない一番人気のモデル Kindle Paperwhite をおすすめします。
私も Kindle Paperwhite を使っています。
あとは、予算とご自身のこだわりと相談しながら、最高の相棒を手に入れてくださいね。
Kindle 端末購入時の注意点(重要!)
Kindle 端末を購入するときに、忘れないでほしいことが2つあります!
「3カ月分の Kindle Unlimited つき」を選択する
機種にかかわらず、Amazonで購入すると「3カ月分のKindle Unlimited」がおまけで付いてきます。
ところが、購入画面では「Kindle Unlimited なし」が選択されていますので、
必ず必ず!
「3カ月分のKindle Unlimited つき」を選択してください。
「3月分の Kindle Unlimited つき」を選択しても、お値段は変わりません。
購入画面のオプションで「Kindle Unlimited なし」が選択されているので、
⇩
「3カ月分の Kindle Unlimited つき」に変更してください。
購入画面のオプションで「Kindle Unlimited なし」が選択されているので、
⇩
「3カ月分の Kindle Unlimited つき」に変更してください。
※購入時にすでに Kindle Unlimited を利用中の場合は、支払い済みの期間が終わった後に、3カ月の無料期間がスタートします。
先に Kindle Unlimited の「30日間の無料体験」に申し込んでおく
Kindle Unlimited の「30日間の無料体験」は、新規ユーザーのみ対象のサービスです。
無料体験に申し込む前にKindle 端末を購入し、3カ月分のKindle Unlimitedをゲットしてしまうと、無料体験の権利を失ってしまいます。
先に、無料体験をスタートしておくと、その後ゲットした「3カ月分の Kindle Unlimited」は、30日間の無料体験が終わった後にスタートします。
つまり、合計で4ヶ月分 Kindle Unlimited が無料になります。
せっかくの権利ですので、ぜひ全部手に入れてくださいね。